産まれたばかりの赤ちゃんは肌の皮膚が大人の1/3ととっても薄くデリケートです。月齢が3か月ころになると乾燥肌に傾いてくる赤ちゃんのお肌ですが、産まれたばかりは皮脂がたくさんでるのと、お母さんからおなかにいる時に受け取っていたホルモンをまだもっているらしく、その関係で湿疹ができやすいのだとか。
実際にうちの娘ちゃんの割とひどい湿疹が両頬にできてしまい、一時期は見ているのもかわいそうなくらいでした。小児科を受診して快方に向かった方法をまとめます。なお、私は医師ではありませんので、受診した際にお医者さんから教えていただいたことのまとめとなります。
目次
乳児湿疹は保湿がなによりも大切
ヒルドイドなどで潤いを与えよう
新生児の赤ちゃんはこまめな保湿が大切です。ボディローションなどをたっぷりと全身につけてあげましょう。特に乳児湿疹のできたお顔はボディローションでは潤いが足りないのかもしれません。ボディローションよりさらに保湿力の高いクリームを塗ってあげましょう。小児科を受診すれば、保湿剤のヒルドイドを処方してくれるかと思います。何をつけたらいいかわからないお母さんは一度受診してみるのもいいかもしれませんね。
白色ワセリンで潤いを閉じ込め、皮膚を保護しよう
ヒルドイドで潤いを与えて終わりではありません。湿疹ができている個所に白色ワセリンで蓋をして、潤いが逃げていかないように保護します。小児科ではプロペトという商品の白色ワセリンを処方していただきましたが、市販でも販売されています。
病院で教えていただいた塗り方ですが、ポイントは、
- 多めの量を肌にしっかりと乗せるようにぬる
- 肌の上にワセリンが残っているようにして、すりこむ必要はない
- お肌は横にしわがはいるので、縦ではなく、横方向にのばす
つけてしばらくはベタベタしてしまいますが、赤ちゃんのお肌は浸透良いので、少し経てばお肌になじんで落ち着いてきます。大人のお肌で同じことをやっても浸透せずにずっと表面に残ってしまうでしょうね。。悲。
弱いステロイド剤を使用することもある
上記の方法を1週間程度続けてもよくならなかった場合は、ステロイド剤が処方されるという事でした。ステロイド剤の使用についてはご家庭の方針もあるかと思いますが、お医者さんがおっしゃるには、この時期の赤ちゃんは炎症がひどくなりすぎると治るのにも時間がかかるので、ステロイド剤で早めに炎症を抑えていく方が良いでしょうとのこと。幸いにもわが娘は上記のワセリンの方法で1週間続けたところ、見違えるほど肌がきれいになりました。
沐浴ではやさしく、かつしっかりと汚れを落とそう
乳児湿疹ができているときは沐浴の時もどのように洗えばいいか悩みますよね。湿疹といっても皮脂分泌が過剰になってできているケースが多いそうなので、しっかり洗うように指導されました。その際に沐浴剤を使用している方もいるかもしれませんが、私の通っている小児科さんでは、泡で洗う方法をおススメしていました。個人的にも沐浴剤で本当に汚れは落ちるのかな?とか、流さないで出られるって書いてあるけど、泡で洗ってから最後にお湯で流してあげた方がさっぱりするのでは?と思っており、泡洗浄派でしたのでよかったです。ポイントは以下です。
- しっかりと泡立てた泡でやさしーくクルクルする
- 熱すぎない温度(39度から41度)くらいのお湯で流す
- 体をふいたらすぐに保湿する
刺激になるものをなるべく避けよう
デリケートな赤ちゃんのお肌は少しの刺激でも敏感に反応してしまいます。なるべく赤ちゃんのお肌に刺激になることは避けましょう。また、赤ちゃんが快適なお部屋の温度20度~25度、湿度は50%と言われています。赤ちゃんが産まれたら加湿器の購入を検討するのもいいかもしれませんね。気を付けるポイントを以下にまとめました。
- 洋服やおくるみが湿疹の箇所になるべくかからないようにする
- 体にできている場合は綿の肌着を身に着ける
- 急激に温度差に気を付ける。特に寒い冬の外気はなるべく避ける
- 湿度を保って極度な乾燥に注意する
まとめ
大切な赤ちゃんのお肌は、正しい知識をもって大人がしっかりと守ってあげたいですよね。しかし、乳児湿疹はホルモンの関係ででてくるのでしっかりとケアをしていたとしてもできてしまう場合もあるそうです。上にまとめた方法を試してよくならない場合は、今は湿疹ができる時期なのかもしれない、と割り切ることも必要かもしれません。あまりに心配しすぎて、気を病んでしまわないようにリラックスしてくださいね☆最後までお読みいただきありがとうございました!