出産という大イベントについて、病院選びは重要ですよね。

人によって病院選びでの優先順位は様々だと思います。無痛(和痛)分娩がいい、自然分娩がいい、総合病院がいい、ハイリスク出産のためNICU完備でないと難しい、なるべくナチュラルに小さい産科で出産したい、ホテルのように綺麗なお部屋で産後を過ごしたい。。。等たくさんありますね。

筆者は無痛分娩、自然分娩でかなり迷っていましたが、結局通いやすさを重視して家から近い総合病院の同愛記念病院を選びました。そこは無痛分娩は取り扱っていないので、必然的に自然分娩となりましたが、人生で一度くらいは自然分娩で出産したい!とまではいかなくとも、してもいいかなぁ。くらいには思っていました。もし、無痛分娩にするなら、順天堂大学病院か東大病院で検討していました。

同愛記念病院に決めた理由は以下です。

・家や会社からの通いやすさ → 妊娠初期は月1の検診ですが、後期に入ってくると2週間に1回、また35週以降は毎週のように検診に通う必要が出てきて便が悪い病院では通院が負担になってきます。またいつ産気づいてもいいようにやはり家から近い安心感があります。

・出産費用が安い → 45万円です。都内の有名病院ともなると100万円を超えてしまうでしょう。また無痛分娩も麻酔代等の費用がかかりますが、こちらは補助金から足があまりでず、かなり良心的であったと夫も喜んでいました。

・総合病院である → 小児科もあるので、産後も何かとお世話になれるかと思いましたし、自分の出産で何かあった時、総合病院の方が設備が整っていて安心だと思いました。同愛記念病院はNICUはないので、赤ちゃんがNICUに入る必要がある場合は近隣の病院に緊急輸送されるそうです。ハイリスクの方は少し心配ですね。

続いては、検診と出産についてです。

検診について

予約があっても割と待ちます。特に土曜日の午前中は混んでいる印象でしたが平日はすぐに呼ばれたり、まちまちでした。先生や助産師さんは親切です。だいたい担当の先生がいる日に次の予約を入れるのですが、都合が合わないときは予定優先で、別の先生に検診をしていただくときもありました。超音波エコーは妊娠3,4ヶ月あたりの頃にDVDに焼いていただけました。夫や両親に見せたらとても喜んでいました。それ以降は、有料で1回1000円でDVDに焼いてくれたのですが、途中からこのサービスが中止に。。現在はどうなのでしょう?

また、有料(4000円)で予約制ですが、3Dエコーを撮って写真ももらえます。私はやってよかったです。その時に赤ちゃんの性別もわかりましたし、お顔がしっかり見えて、しかも産まれてきた赤ちゃんがその時の写真と結構似ていたのです!しっかり映るんだなぁと感心しました。

また、出産準備クラスなるものも用意されており、必ず出席しなくてはいけないのですが、ここで出産に必要なものや、お産の進み方、病室の見学をさせていただけます。合計で三回くらいあったと思います。旦那さんと二人で出席している方々もちらほらいました。

さて、次はいよいよ出産当日から入院中のお話です。

出産当日

同愛記念病院はLDR室という陣痛室と分娩室が一緒になっているお部屋を使用できます。LDRとは…
Lobor:陣痛  Delivery:分娩  Recovery:回復  の頭文字だそうで、陣痛でもがき苦しむ中、分娩室へ移動する必要はなく、また産後も同じベッドでしばらく休め、赤ちゃんにおっぱいを吸わせたりできますのでそこはとてもありがたかったです。あの状況で移動・・・考えただけでも辛そうです。。

和室もあるのでベッドの上だけでなく、畳の上でストレッチをしたり、体勢を変えることも可能ですし、付き添い人がくつろぐこともできますね!

※ 写真は同愛記念病院のHPから拝借しました。

病院のHPにも病棟案内動画等がありましたので、リンクを貼っておきますね。

http://www.doai.jp/news/byoutou/sanfujin.html

陣痛始まりのころは助産師さんはたまに様子を見に来てくれますが、陣痛が本格化するまでは自分との戦いという感じですね。。もちろんほかの部屋では赤ちゃんの心音等を随時チェックされていると思います。私は陣痛が六分間隔になってきたあたりで様子を聞かれたのでかなり痛いと訴えましたが、「まだ話せてるから大丈夫よ~」なんて言われてしまいました。「初産だから多分今日には産まれないよ」と!結局その日中(夕方18時頃)に産まれたので少し大げさに伝えた方がいいかもしれません!笑

いざ出産となると先生が登場し、助産師さんも2,3人がかりで手伝ってくれました。先生も助産師さんたちも優しくて出産時は安心して身を任せることができました。

出産の持ち物リストについては下の記事でまとめています!

病室

病室は大部屋と個室で料金が変わります。私は個室でしたが、個室でよかったです。日中は赤ちゃんとお部屋で過ごすのですが、慣れない育児で赤ちゃんの泣き止ませ方もわからない中、大部屋だとまわりの方に気を使ってしまいそうで、、もちろんみんな親切な方ばかりだったので気にされないとは思いますが♪個室はこんな感じでした。写真には写っていませんが反対側に洗面所とトイレがあります。

個室の様子、窓からはその景色が見えます。

授乳指導

これから赤ちゃんとの生活が始まります。同愛記念病院は夜間は赤ちゃんを預かってくれるので夜はゆっくりと休むことができます。その代わり夜間はミルクになります。完全母乳にしたい方は、新生児室に行けば夜間に授乳をすることは可能ですが、お部屋に連れてくることはできなかったと思います。また、私は初めての子供で授乳経験がなく、授乳にかなりてこずりました。またできるだけ母乳がいいけど、無理はせずミルクも取り入れてOKというのがこの病院のスタンスでしたが、母乳育児についての指導はあまりなかったなと感じています。私も事前に自分色々と勉強しておけばよかったのですが、産後の事をイメージしきれていませんでした。。私はスタートが遅れてしまったので母乳育児が軌道に乗るまでにかなり苦労しました。初めての出産の方は出産前に母乳育児について勉強してから出産される事をおすすめいたします!また同愛記念病院には母乳の専門家なる方がいないらしく、母乳ケアはできないから、と近隣の助産院を紹介され、退院後は有料で別の助産院に通ったりもしました。

食事

食事は完全に病院食です。味は薄目なので、ふりかけやご飯のお供を持参することをおススメします!笑 私はふりかけ持っていって本当に助かったーと思っていました。

ある日の朝食 ※ふりかけは持参したものです
ある日の夕食

退院前に一度お祝い膳なるものが出てきます。こちらは近い日に出産したママさん達と一緒に食事することができ楽しかったです☆

祝い膳

まとめ

同愛記念病院で出産してよかったです!助産師さんや先生方はみんな優しくて色々な事を教えてくれて本当に感謝しています!規模もいい感じで大きすぎず、小さすぎずなので目が行き届いている安心感がありました。古い病院なので最新の施設と比べたら少し見劣りしてしまいますが、内容はまったく問題ないです。とっても良い出産経験となりました!あまりこの病院のレビューがなかったので検討されてる方が少しでもイメージがわいてくれるとうれしいです。